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古代とんぼ玉.の楽しみ方space.gif page31.2.

静と動の組み合わせ文

貼付文という静的な技法と、巻糸文、波状文を作る時のダイナミックな動的技法を組み合わせたらどうでしょう。
右のビーズのようになかなか面白いデザインが出来上がりました。
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beadsモザイク文

この貼付文を本では貼付モザイク文と記していることもあります。モザイクはロ−マ時代の壁や床の石のモザイクから来ています。ですから、ビッシリ隙間無くガラス片を貼ったもの、或いはこれに近いものをモザイク文と私は呼んでいます。ロ−マ時代に盛んに作られ8世紀頃のバイキング玉あたりまでもこの技法は使われます。左のビーズは、まず巻糸文を左右に三四本作ります。
その上に白の波状文を作り、さらに青色の波状文をこの白線に交差するように描きだしスピ−ド感のあるしゃれた模様を黒の地に浮かび上がらせています。

1500年以上も前の作品とは思えない近代的なセンスです。


古代人のパワーを貰おう!


以上のように古代とんぼ玉をその技法によって分解すると玉への理解がいっそう深まるでしょう。

デザインもこれらの基本的な技法またはそれを組み合わせたものの上に成立します。それを色彩、デザイン、成形スピードなどを変化させて工人達は彼等の美的感覚を開花させました。

現代の大量生産ビーズと比べて頂ければ1500年、2000年前の古代人の手だれの技術や感性のすばらしさ、手作りのあたたかさがお判りになるでしょう。

beads

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天然石のパワーのことが言われます。それもそうかも知れませんが電気もガスも無い時代にこのような宝物を作り出した古代人の知力と忍耐力は尊敬に値します。

その上、1500年も2000年も脆いグラスビーズが壊れもせずこの世に生命を持ち続けて我々の目の前にあることは、もう奇跡に近いことでしょう。これこそ古代人のパワーがこれらの古代ビーズに存在していると私は信じます。

この1センチメートル前後のとんぼ玉という小宇宙になんと大きなパワーと魅力があることでしょう。



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