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コアガラス
香油瓶

紀元前3-4世紀
高さ約5.8cm、幅5.5cm

orient ミュージアムピースのガラス瓶、アリュバロス型

コアグラスは金属棒に粘土をくっけて内型を作り、
その上に溶融したガラスをぐるぐると巻き付けて
器形を作ります。
この上に模様となる溶融ガラスを巻き付け、これ
を櫛状の物で引っ掻いて上のような波状紋を作ります。
このためにこの方法は芯巻技法、製品はコアー
(芯)グラスと呼ばれます。
器物の冷却後に中の粘土芯をかき出します。
1型で1個しか製作出来ないので当時は大変貴重
で王族や貴族などしか使えませんでした。

用途は身体に塗るための必需品の香油瓶でした。コアーグラスは2000余年前に吹きガラスが発
明されて消滅します。従ってほとんど紀元前のも
ので大変貴重なガラス器です。
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